筋肉 下肢（臀・腿・膝・下腿・足首・足・指）
ハムストリングス（ハムストリングス）
ハムストリングスは、大腿部の後側にある3つの筋肉の総称で、主に股関節の伸展（脚を後ろに伸ばす）や膝関節の屈曲（膝を曲げる）に関与します。
これらの筋肉は、歩行、走行、ジャンプなど多くの動作に重要な役割を果たしています。
ハムストリングスを構成する筋肉
ハムストリングスは以下の3つの筋肉から成り立っています。
- 大腿二頭筋（だいたいにとうきん）
- 長頭と短頭の2つに分かれています。
- 機能：膝関節の屈曲、股関節の伸展、膝関節の外旋（脚を外側に回す）
- 起始：
- 長頭：坐骨結節（骨盤の一部）
- 短頭：大腿骨の後面
- 停止：腓骨頭（膝の外側）
- 半腱様筋（はんけんようきん）
- 機能：膝関節の屈曲、股関節の伸展、膝関節の内旋（脚を内側に回す）
- 起始：坐骨結節
- 停止：脛骨の内側（膝の内側）
- 半膜様筋（はんまくようきん）
- 機能：膝関節の屈曲、股関節の伸展、膝関節の内旋
- 起始：坐骨結節
- 停止：脛骨の内側
機能
- 膝関節の屈曲：ハムストリングスは膝を曲げる動作において重要な役割を担っています。
- 股関節の伸展：脚を後ろに引く動作（歩行やランニング時の蹴り出しなど）をサポートします。
- 股関節と膝関節の安定：特に姿勢を維持したり、ジャンプの際の着地動作などで膝や股関節の安定を保つ役割があります。
神経支配
- 坐骨神経によって支配されています。この神経は、大腿の後面を通り、ハムストリングスの筋肉に神経を供給します。
主な役割
ハムストリングスは、歩行、走行、ジャンプ、階段の昇り降りといった日常の動作から、サッカーやランニング、バスケットボールなどのスポーツ動作に至るまで、脚の屈曲と伸展において非常に重要な役割を果たしています。また、股関節と膝関節の安定性を高め、体全体のバランスを維持するためにも重要です。
特に、ハムストリングスは膝を守る役割も果たしており、アスリートにとって非常に重要な筋群です。トレーニングやストレッチを行うことで、怪我の予防やパフォーマンスの向上が期待できます。
下肢（臀・腿・膝・下腿・足首・足・指）
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基礎知識
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