骨格 胴体(背・胸・腹・腰)

尾骨(びつい)
尾骨(びつい、英: Coccyx)は、脊柱の最下部に位置する小さな三角形の骨で、仙骨の下にあります。
尾骨は、尾椎(びつい)と呼ばれる4〜5個の小さな骨が融合して形成され、脊柱の下端を構成します。尾骨は、骨盤の後部に位置し、以下のような特徴があります。
尾骨の構造:
- 尾骨の形状:
- 尾骨は、三角形で小さな骨で、下に向かって広がり、仙骨の下端に接続しています。
- 仙骨と比較すると、尾骨は小さく、柔軟性があり、運動の制限が少ないです。
- 尾骨の部位:
- 尾骨基部(びついきぶ、Base of the coccyx): 尾骨の上端で、仙骨と接続しています。
- 尾骨尖端(びついせんたん、Tip of the coccyx): 尾骨の下端で、比較的細く尖っています。
尾骨の主な機能:
- 筋肉と靭帯の付着点: 尾骨は、骨盤底筋群やその他の筋肉、靭帯の付着点として機能します。これにより、骨盤の安定性を維持し、体の姿勢をサポートします。
- 骨盤の支持: 尾骨は、骨盤の後部を形成し、骨盤の安定性や体重の分散に寄与します。
- 姿勢の維持: 尾骨は、座っているときの姿勢に影響を与え、座骨の支持を補助します。
尾骨の健康と問題:
- 尾骨痛(尾骨痛症): 尾骨の痛みや不快感は、「尾骨痛(コキシジニア)」と呼ばれ、座っているときや立ち上がるときに痛みが生じることがあります。原因としては、外的な衝撃、圧迫、長時間の座位、または尾骨の骨折が考えられます。
- 尾骨の骨折: 外的な衝撃や事故、例えば転倒などによって尾骨が骨折することがあります。骨折は、痛みや歩行困難を引き起こすことがあります。
- 尾骨の変形: 一部の人では、尾骨が異常に変形していることがあります。これが痛みや不快感の原因となることがあります。
尾骨のケアと予防:
- 適切な座位: 座るときは、クッションを使用するなどして尾骨にかかる圧力を軽減することが有効です。
- 体重管理: 適切な体重管理を行い、骨盤にかかる負担を軽減することが重要です。
- 運動と姿勢: 骨盤底筋群や背中の筋肉を鍛えるエクササイズを行い、姿勢を改善することで尾骨の健康を保つことができます。
尾骨の健康を保つためには、適切な姿勢を維持し、座るときの圧力を軽減することが重要です。また、尾骨に違和感や痛みがある場合は、早めに医療機関での診察を受けることが推奨されます。