大腿方形筋

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大腿方形筋

大腿方形筋(だいたいほうけいきん)


大腿方形筋(だいたいほうけいきん)は、外旋六筋の一つで、股関節を外旋(外側に回す動き)させる筋肉です。
方形筋という名前の通り、四角形の筋肉で、骨盤の後側に位置しており、深層にある筋肉の一つです。
 
大腿方形筋の特徴と役割:

  • 位置: 大腿方形筋は、坐骨結節(骨盤の後側部分)から始まり、大腿骨の転子間稜(大腿骨の後側にある隆起部分)に付着しています。この筋肉は骨盤の下部に位置し、他の外旋筋と協力して股関節をサポートします。
  • 役割:
    1. 股関節の外旋
      大腿方形筋は、股関節を外側に回す動作を行います。足を外側に向ける動きや、体を回転させるときに働きます。
    2. 股関節の安定化
      大腿方形筋は、股関節の安定性を維持する役割もあります。特に体重を片足にかけたときや、歩行中に股関節をしっかりと支えることに寄与します。

 
大腿方形筋のトラブル:

  • 筋肉の緊張や硬直: 大腿方形筋が硬くなると、股関節の外旋が制限され、歩行時に股関節や腰に痛みが生じることがあります。大腿方形筋の緊張は、腰痛や骨盤のバランスの乱れにも影響することがあります。
  • トリガーポイントの形成: 大腿方形筋にトリガーポイント(痛みの元となる硬直した部分)ができると、股関節や臀部に痛みが放散することがあります。

 
大腿方形筋のケア:

  • ストレッチ: 股関節の外旋筋を柔軟に保つストレッチを行うことで、大腿方形筋の柔軟性を高め、可動域を広げることができます。
  • 筋膜リリース: フォームローラーやテニスボールを使用して、大腿方形筋をほぐすことで、筋肉の緊張を緩和し、股関節の動きを改善することが可能です。

 
まとめ:
大腿方形筋は、股関節の外旋と安定に重要な役割を果たす筋肉です。この筋肉が適切に機能することで、股関節の正常な動きが維持され、日常生活やスポーツにおいて体のバランスが向上します。

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